
対面不要!『オンライン完結動画』の制作手順
5Gの導入やオンラインコミュニケーションの需要増加により、ますます勢いを見せている動画市場。
「自社で動画を制作したい」「動画ができるまでの日数・手順を知りたい」という方向けに、先日ムビツタでは一般的な映像制作の流れについての記事を公開しました。
今回は、上記の記事でご紹介したような動画制作の手順を、一度も対面で会うことなく済ませることができる「オンライン完結動画」の制作についてご紹介します。
こんな方に読んでほしい
・対面不要の動画制作を希望している
・オンラインでの撮影方法に興味がある
・手間をかけず早く、安価に動画を制作したい
・今ある資料をそのまま動画化したい
オンライン完結動画制作の手順紹介
では早速オンライン完結で制作する際の手順をみていきましょう。
1. お問い合わせ
動画制作を検討し始めたら、まずは納期や予算感、動画のクオリティなどをすり合わせるために動画制作会社へ問い合わせましょう。
ムビツタの場合、当サイト記載の電話またはお問い合わせフォームからご連絡いただいたのち、担当スタッフが対応させていただきます。
2. 打ち合わせ
事前に弊社より発行したオンライン用の会議URLで、リモートにて打ち合わせをします。
ここで納期は予算感、動画の完成イメージなどをすり合わせます。
ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン会議ツールを使用するほか、お電話でお話しをすることも可能です。
3. 企画提案
打ち合わせでの情報をもとに、制作会社より企画の提案が行われます。こちらも打ち合わせと同様リモートにて対応させていただきます。
動画の構成や完成イメージ、具体的なスケジュール、お見積等をここで詳しくご確認いただくことができます。
4. 発注
お客様が提案を受理されましたら、正式なご発注へ進みます。
発注書など捺印が必要となる場合は、クラウドサイン (電子契約サービス)などで対応させていただくことが可能です。※原本が必要となる場合は事前にお伝えください。
基本的には弊社より説明しスムーズで明確な対応を心がけますが、ご不明点等ある場合はお気軽にご相談ください。
5. 撮影(実写の場合のみ)
実写の動画をオンライン完結で制作したい場合、お客様による撮影が必要となります。
この場合キャスティング・撮影場所ともにお客様でご用意いただくことがほとんどで、社員の皆さまをオフィスで撮影したり、YouTube用動画を個人宅でセルフ撮影したりしていただきます。
撮影に先駆け、最終決定した制作概要をもとに弊社にて撮影指示書を作成します。
作成した撮影指示書のすり合わせを細かく行った上で、実際の撮影に移っていただきます。
※撮影指示書には主に、必要機材、機材の設定、カット毎のアングル調整、声や音声が入る場合の注意点、カメラワークの注意点 などの情報を記載いたします。
事例: THE B APARTMENT「タキマキッチン」
様々な舞台で活躍するモデルさんやアーティストさんが、代わる代わる登場する動画コンテンツ「THE B APARTMENT」。
こちらはモデル・滝沢眞規子さんの人気企画、お弁当や料理の動画です。
このように自宅や自社のオフィスで撮影をしていただく場合、指示書をもとにすり合わせをし、撮影後にファイルを送ってもらう形となります。
6. 資料のご送付(アニメーションの場合のみ)
資料をご用意していただき、それをもとにフルアニメーションで動画を制作することも可能です。
その場合すでにある会社紹介資料や商品・サービス紹介資料などをそのまま動画化することができるので、あまり工数をかけずに短納期で動画制作をしたいお客様におすすめです。
事例: ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社
『ハフポスト日本版』のサービス紹介動画です。
このように会社が持つ数値的なデータなどと、お客様がすでにお持ちの撮影素材を織り交ぜて編集することによって、実際の対面の撮影を行わずとも一本の動画としてしっかりとした仕上がりの作品を制作することができます。
事例: パーソルキャリア株式会社
個人向けの転職・キャリアサポートと、法人向けの採用支援を行う『doda』のサービス紹介動画です。
こちらはお客様からいただいた資料をそのまま動画化した案件となります。
複雑な内容をシンプルに説明したり、メッセージを効果的に伝えたりすることができるアニメーション動画は、商品・サービス紹介にぴったりな動画形態です。
関連記事:わかりやすいサービス紹介動画!伝わる動画のコツを実績を添えて紹介します!
7. 編集
お送りいただいた撮影素材・資料をもとに編集をしていきます。
事前に編集についてもしっかりとすり合わせさせていただきますが、気になることがあれば電話やテキストチャット、オンライン会議ツールなどで都度ご確認いただけます。
※オンラインで完結させる場合、修正・FBもデータ受け渡しになり、スタジオに入っての立会い試写等は行いませんのでご注意ください。
8. 納品
編集データを確認いただき、問題がなければ納品となります。
データの納品形式については、ご希望に則しますのでご相談ください。
9. 公開
ここまでくれば、動画を公開することができます。
ただここで終了ではなく、公開するにあたって正しい配信先を選定したり、配信後の効果検証を綿密に行ったりすることが、その動画の役割を最大化するため・次の取り組みに生かすために非常に大切なステップとなってきます。
無料でご相談承りますので、ムビツタにご依頼の際はお気軽に担当スタッフまでお伝えくださいませ。
オンライン完結動画に向いている/いない動画
以上にオンライン完結動画の手順を紹介しましたが、この方法は動画によって向き・不向きがあります。代表なものをそれぞれ見ていきましょう。
向いている動画
・アニメーション動画
⇨撮影が不要のため、対面することなくスムーズに制作・納品できる代表的な種類です。資料送付だけでも動画制作が可能なことから、低予算でまずはお試ししたい場合にもおすすめです。
・企画重視型の動画(YouTube・TikTokなど)
⇨YouTubeやTikTokなど、撮影素材のクオリティや編集技術よりも、企画の良し悪しが動画の評価として大きく返って来やすいものは、オンライン完結の方法に向いています。
向いていない動画
・対談動画
⇨指示書を出してお客様に撮影していただくことも可能ですが、対談を魅力的に見せるのにはディレクションやカメラワークのコツが必要なため、プロが撮影を行わないこの方法にはあまり向いていないでしょう。
・CMなど映像のクオリティで左右されるもの
⇨CMや長く使っていくブランディング動画など、映像美が重要になってくる動画を制作しようとする場合は、しっかりと対面での制作進行をした方が良いでしょう。そういった種類の動画は高予算で作り込む場合が多く、照明や音響、ヘアメイクなどもしっかり整えて撮るケースが多いです。
まとめ
オンライン完結動画は、お客様と動画制作会社との距離や対面コストを気にすることなく、比較的短納期・低予算で気軽に挑戦できる動画制作の一手法です。
ムビツタのWORKSにも参考動画が予算感や用途とともに書いてありますので、ぜひご覧になってみてください。
動画をとりあえず試しに作ってみたい、資料を飽きさせないよう動画化したいなどという場合、お手軽に挑戦できる「オンライン完結動画」に挑戦してみてはいかがでしょうか。